膨らんだゴム風船が数日すると萎んでしまいます。
ゴム風船の中の空気が、ゴムを通り抜けてしまうことで圧力が低下して
数日後にゴム風船は萎んで、小さくなります。
これが「気体透過」です…なんか淋しい、難しい始まりですが(笑)
車椅子のチューブもこれと同じです
チューブやプランジャーのゴムの劣化や摩耗・破損だけがタイヤの空気圧の
低下する原因じゃないんです…知ってました?
あるサイトで空気圧の低下に関して記事が、記載されていて確かめたことがあります。
16×1.75のタイヤで指定空気圧「250kpa」に設定して透過量を確認しました。
250kpaからスタートして2週間後に空気圧を測定すると、200kpaになっていました
3週間後は180kpaに、4週間後は170kpaへと空気圧は変化しています。
(米式チューブにしてタイヤゲージにて空気圧を測定し、タイヤは無荷重の状態です)
多少の測定時の空気の抜けはありますが、指定の空気圧が4週後には3割ほど減少しています
温度も影響するので、冬よりも夏のほうが抜けやすく
圧力が高いほど気体透過量は多いそうです。
タイヤに記載されている、適正空気圧を保つとすれば頻繁な空気の補充が必要です。
良好な状態を保つには、毎日がベストでしょうが…難しいですね。
月に一度でなく、週に一度の空気の補充が最適なタイミングかもしれませんね!
出来るだけ、こまめな空気圧の調整を心がけて下さい~
車いす安全整備士の大西でした。