最近ないな~ なんて思うのが「制動ブレーキの音鳴り」
「キ~キィ~」とか「ギギィーー」なんて、音鳴りがありましたが・・・
各メーカーさんの製品の改善や工夫の結果だと思います!
ブレーキの部品自体も変ってきてますよね
音鳴りについて・・・ それぞれ独自の方法で対応されていた様に思います。
オープンに方法を説明していないでしょうし・・・ 「マル秘」とされていた作業じゃないでしょうか?
たぶん・・・
「時効」とか「文書公開」じゃないですが・・・ 私的な解釈と方法のお話しです。
音が鳴ることに関してですが・・・
①組み付け
②ワイヤー
③ブレーキシュー
の3箇所の原因を確認していきます。
いきなりブレーキシューを削ったりする話を聞いたり見たりしますが・・・
ちょっと違う場合があります。
「音が鳴る状態」を考えてください・・・ 制動ブレーキレバーを握って、ブレーキが効いてる状態(タイヤが止まってる)では
鳴りませんよね!
ブレーキレバーを戻す(タイヤが動き出す)タイミングや、走行時にブレーキレバーを握りブレーキが効き始める
タイミングのはずです。
走行時に定期的に「キィ~~」「キィ~~」って鳴るのは、別になります。
ドラムブレーキなら内部にブレーキシューの削れカスや入り込んだゴミ(埃や髪の毛、糸くず)が原因や
組み付け不良(ナットの緩み)からブレーキシューが擦れるとか、バンドブレーキの場合スポークの折れた破片が
内部に入り込んで音鳴りの原因なんてこともあります。
ワイヤーの取り回しが起因して、少しブレーキを引きずった状態の場合もあります・・・
車体を折りたたんだ後に鳴る場合などはワイヤーの取り回しも怪しい部分ですよね。
だから、いきなりブレーキシューを「削る」という行為はダメです!
もちろん削るとドラムとブレーキシュートの隙間ができるので、ワイヤー調整も必要になりますよね。
単にブレーキシューを「削り」組み立てることで、一時的に音は鳴りませんが
しばらくすると音が鳴るパターンもあるかと思います・・・(涙)
湿度が起因するパターンもあったように記憶してます・・・ 決まって雨天時に「キーキー」鳴ってました(笑)
ブレーキ部品交換があったので・・・
ブレーキシューを外すと、「髪の毛」「シューの削れカス」「砂」など悪さする原因がありますね。
違いが判るでしょうか?
ブレーキシューの当り面の違いが判りますか?
ブレーキを掛けた際に、内部のブレーキシューは結構アバウトな方向に広がってます(笑)
部品が華奢なんで仕方ないと思います・・・ バイクや自動車じゃこんなことにはなりません。
ホイルのドラム部分の精度(形状)の問題もあると思いますが・・・
ブレーキシューの支点部分の調整が悪い場合もあるので、単に部品の精度だけが
問題じゃないと私は考えます。
だから「腕の見せ所」というか、「深みにはまると抜け出せない」作業でもあり
面白い部分もあり厄介な作業なんです。
だから「マル秘」の作業なのかも知れませんね~(笑)
個体差がありすぎるから、ワンパターンの対応ができないし前回は「これでいけたのに~」なんて場合もあります。
汚れの掃除はOKですが「削る」などの調整作業は「NG」と説明する場合があることもご理解くださいね!
続きは参考になる場合もあるかも知れませんが、異論を訴える方もあるかも知れません。
そんな内容になると思います・・・ 引っ張って次回に続きます!
車いす安全整備士の大西でした!
《追記》2020/10/28
車いす安全整備士の点検表に関連した作業に関して、新しく更新する予定です
下記リンク先の「お知らせ・・・」を確認ください。
https://www.kawamura-gishi.co.jp/wv09/2020/10/post-186.html