ブレーキの音が鳴る場合は、先にも説明しましたが制動ブレーキのレバーを握った状態から戻すタイミングなど
タイヤが動き出す状態や走行時に制動ブレーキレバーを握りブレーキが効き始める状態です。
表現がややこしいですが、ブレーキの効き始めの(ブレーキシューが軽くドラムに接触している)状態になります。
ブレーキシューを削ったり、汚れを掃除しても解消しない場合があります。
逆に汚れを取り除いたから摩擦や抵抗というモノが大きくなります・・・ そりゃ~そうです!
ブレーキの効き始めの時点でのドラム部分とシューが接触した時点で「キィ~~」や
「ギギィーー」って鳴る場合に、私は滑らす方向で対応します。
見えちゃってますね~
ブレーキシューの表面の加工が済んだら、ウエスに「シュッ~」としてシューの表面に塗りこみます。
ダジャレ じゃありません~(笑) 塗るというか、拭き取るようにしてください
触ると「さら~」としてますが、指先が食い込む? もちもち感?
化粧品でよくある表現のような・・・ 「肌年齢が~」みたいな感じです(笑)
ブレーキに油脂類なんて~ と思われる方もいらっしゃると思います・・・
非常識かもしれません・・・ 確かにそうなんですけど。
ドラムにブレーキシューが接触し摩擦力が発生して回転を「減速」とか止めます。
回転方向ではブレーキシューとの摩擦力がブレーキシュを押し付ける方向に力が作用します・・・
「ドラムブレーキ」とか「リーディング、トレーリング」
とかで調べてもらったら詳細や仕組みがわかります。
握りこむと音は鳴りませんが、軽く握った状態で動かした際の音鳴りに関して、コントロールできない摩擦力が発生し始める部分
が問題かな?って思います・・・
だから私は「滑らす」というか、効き始めの「タイミングをずらす?」ようにしてました。
ドラムブレーキはシューがドラムと接触して摩擦力が発生するとシューをドラムに押さえつける方向へ力が
発生するので、「組み付け」「ブレーキシュー」「ワイヤー」など問題なければ、しっかり制動します。
裏情報で「グリスを薄く塗る」とか「皮脂」をなんて話を聞いたこともあります・・・ やりましたが「皮脂」は微妙でしたね
なにより作業風景を想像したらね~ 笑えません!
いろいろ苦労した作業方法があると思います(涙)
グリスを使うとこんな感じ・・・?
ただね、ブレーキシューの劣化や組み付けやワイヤーなどに関してすべてチェックが必要で
単に塗ったらOKじゃないんですよね・・・ ここだけは、しっかりと理解してください。
ブレーキワイヤーの交換でも、インナーのみ交換しているとブレーキレバーのワイヤーガイド(金属のパイプ部分)が
内部で磨耗して動きが悪いとかワイヤーを切ってしまったり。
アジャスターボルトも同じく、ワイヤーの取り回しで常に接触する箇所があると磨耗して溝ができたり
ワイヤーを切断することもあります。
もちろん、変な箇所で抵抗ができるのでブレーキシューをいくらいじっても操作するたびに違った状態に
なったりします!
調整作業ができることも大切ですが、交換が必要な箇所など使用年数と比較してチェックできるように
した方がいいと考えます・・・ その方が安全で安心です!
古くて硬化してるようなブレーキシューには、何をしても効かないし、手間掛けるより部品交換がいいです。
最近このような作業が無くなってきています、商品が良くなっていると思います
不要な作業と思うので「裏ワザ」的な昔話を紹介しましたが・・・
バンドブレーキは別の方法がありますが、これはまたの機会に。
試すなら、廃棄の車いすとかで、構造や理屈を試してくださいね!
↑ 説明の不足している部分や、表現できないこともありますが・・・ ご理解とご協力のほど、よろしくお願いします。
「車いす安全整備士ひろば」とかで、オフ会とかやって情報交換したほうが色々理解できて
いいかと思うのですが・・・ 皆さんど~ですかね?
「車いす安全整備士ひろば」活用しては、どうでしょうか! ま~だいぶ前に書き込みましたが音沙汰なかったけど~(笑)
あの時は、参加される方も少なかったんでしょうがないかも知れませんね・・・
2月17日18日の「第41回車いす安全整備士養成講座」が開催されます、受講される皆さん準備はしっかりとね!
慌てて準備したのか、インチサイズのスパナを持ち込んだり・・・(笑)
新しく工具を購入される方は、サイズなど購入前に確認してから買ってくださいね~!
車いす安全整備士の大西でした!