ストーマとは

ストーマ用装具とは

意志に関係なく自然にでてくる便や尿を受けとめる袋(パウチ)とそれをおなかの皮膚に貼る粘着部分(主に皮膚保護剤)から成りたっています。

これには、粘着部分と袋が一体になったワンピースタイプのものと、袋の部分が脱着できるツーピースタイプのものがあります。その他、皮膚の細かなしわやくぼみを埋める練状皮膚保護剤(ペースト)や粉状皮膚保護剤(パウダー)等のアクセサリー類があります。

ワンピースタイプ

ツーピースタイプ

皮膚保護剤はどうして必要なの?

皮膚保護剤にはパウチをおなかの皮膚に固定する役割と皮膚を保護する役割があります。 紙テープ等の粘着剤は汗や皮脂を吸収しないので、貼った部分の皮膚がふやけてしまい、皮膚保護剤の特性 その部分は粘着剤の化学物質や皮膚についている細菌 を取り込みやすい状態になるので、かぶれをおこしやすくなります。

皮膚保護剤は皮膚と排泄物を遮断し、発汗を吸収して皮膚のふやけを防ぎ、皮膚を保護しながら粘着剤の 役割を果たします。

皮膚保護材の特性

  • ぴったり密着する働き
  • 汗などを吸い取る働き
  • 排泄物の刺激をやわらげる働き
  • 細菌の繁殖をおさえる働き

装具を交換する時期の目安は?

装具は、ふつうワンピースタイプの場合は1~3日、ツーピースタイプの場合は3~5日に一度交換します。これは個人差がありますので、交換間隔は自分自身の状況に合わせて考えることにしましょう。

その目安は皮膚保護剤の「ふやけ」と「溶け」となります。

ふやけ」・・・皮膚保護剤が排泄物と接触することで、水分を吸って色が白っぽく変化していくこと。

この「ふやけ」がさらにすすむと(この溶けの早さは個人差があります)

溶け」・・・皮膚保護剤が溶けて流され、フィルムが見える状態のこと。

以上のような「溶け」が開口部より尿の場合で5~8㎜、便の場合で7~10㎜位、外側まできたとき交換に適した時期となります。

装具交換のときには皮膚から剥がした皮膚保護剤を裏返して、「どのくらい溶けているのか」と「排泄物の潜り込みがなかったかどうか」をよく観察することが重要となります。

※ 参考文献 / 青木和恵・坂元敦子・世良俊子著「やさしいストーマケア」桐書房(1996)
画像の一部はアルケア株式会社、コロプラスト株式会社、株式会社ホリスター提供

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