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義肢のモノ語り2(オンライン工場見学)

数日前、オンライン工場見学会へ国立ハンセン病療養所に務める職員の方が参加されました。
先日、東京九段下のしょうけい館(戦傷者歴史資料館)を訪れて、川村義肢のオンライン
見学会を紹介されたそうです。工場で義肢装具の製作過程や歴史展示室に並ぶ古い義肢
装具をご覧になった後、ハンセン病療養所の様子を教えてくださいました。

 

療養所にもハンセン病患者が使用された義肢や装具が多く残されているそうです。
年代不詳のモノが殆どとのこと。また昔は、社会と隔離された生活だったので自分で装具
の修理をしていたそうです。

 

ハンセン病患者は知覚がないため、身体の痛みや出血にも気がつかず、壊死から切断を繰り返し、
断端が短くなっていくという壮絶なお話も聞かせていただきました。長く続いたハンセン病の
強制隔離政策は多くの苦しみと差別、社会からの疎外感を患者に与えました。

 

今、療養所で生活している方々の平均年齢は83歳。義肢装具が社会復帰を作っていると考えてい
ましたが、ハンセン病患者の壮絶な人生には、悲しい義肢装具のモノ語りがあったようです。

今は、ハンセン病も投薬で治る病です。昔の誤った情報や差別で家族共々苦しみ続け亡くなられ
た方の鎮魂を祈るばかりです。

 

地域事業開発課・見学担当 大屋

 

歴史展示室

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