こんにちは、暮らしいきいき館のケアマネです。
カレイと言っても、華麗ではなく「加齢」による変化のことをいくつか・・・
続いては「肌の変化」です。
冬の寒い時期「肌がかゆくて仕方がない」という方も多いのではないでしょうか?
「60代の肌は20代のころに比べて、水分量、皮脂量ともに半分以下」との資料もあります。
事実、70代後半、80代の方で薄紙のような肌の方も多く、ちょっとした刺激で破れてしまいそうと感じます。
皮膚の一番外側、角層という部分で水分や油分が蓄えられ、その下の末梢神経の通っている層を守っているのですが、加齢とともにこの層が薄くなり、神経がチクチク刺激されることで「かゆみ」などの不快感を生みやすくなるようです。
「かゆい」というと、痛みに比べると大したことないように思われがちですが、かゆくてかきむしった結果、床ずれのようなひどい傷になったり、かゆみのせいで不眠になってしまったり、という深刻な症状になってしまう方もいます。
特に加齢による皮膚のかゆみには、下記のような点を普段から注意することが大切です。
① 体を洗う時はゴシゴシこすらずに泡を転がすように洗う
② 入浴後はすぐ保湿剤を塗る
③ 化繊を避けて、木綿素材の下着をつける
などの良く知られた対策のほか
④ 刺激の強い食事や飲料を控える
⑤ エアコンや電気毛布の使用による部屋や肌の乾燥に注意する
といった、普段の生活からの積み重ねが大切です。