こんにちは、暮らしいきいき館のケアマネです。
カレイと言っても、華麗ではなく「加齢」による変化のことをいくつか・・・
まずは「姿勢の変化」から
お年寄りと言えば腰が曲がって杖をついている、後ろで手を組みながら歩いている、という姿を想像されることが多いのではないでしょうか?
『年を取れば、だれでも腰が曲がってくる』という風に私も思っていました。しかし、実際は「膝がしっかりと伸ばせないことで、立位のバランスをとるために腰をかがめている」ということだそうです。
膝を含めた関節は、関節周囲の筋肉の引っ張り合いで曲げ伸ばしができる仕組みです。
⇒関節を伸ばす筋肉が落ちることで、しっかり膝が伸ばせなくなる
⇒腰が後ろに引けて重心が後に移るので、バランスをとるために腰を曲げて頭を突き出すような姿勢になる
⇒腰を曲げて歩く姿のできあがり!
ご利用者の奥様が「この間、孫に「おばあちゃんはいつの間にか『姿勢がおばあさん』になったね」と言われてショックだったから、それから意識して背中を伸ばして歩くようにしてるのよ。そしたら、歩幅が少し広くなって歩きやすくなった気がするわ」とおっしゃってました。
加齢による変化の一つ「姿勢」は、見た目で年齢を感じる一番の要素です。
少しお腹に力を入れて、背筋を伸ばして歩いてみることを意識してみるのはいかがでしょうか?