おはようございます
さて、タイヤのお話の続きですが
「ビートストッパー」って言葉が出てきたので、この話から・・・
オフロードのバイクなどガレ場や専用コースを走る時に、空気圧を落として走行します。
加速や減速時に低圧ではリムとタイヤとのズレが発生して、チューブが口金部分から切れてしまい
走行出来なくなるのを防ぐためにビートストッパーを取りつけて
リムとタイヤのズレを防ぐ仕事をする部品が「ビートストッパー」です。
ダンロップ「TT100GP」・ピレリ-「ファントムMT28/29」と聞いて
反応された世代の方は、どれぐらいいてますかね?
70年代のオートバイには、ロードの機種でも結構装着されていました。
タイヤ交換の時に手が入らなくて、困った覚えがあります・・・
仕事で作業をしていたんで、結構これが大変でGSX1100刀やZ系の車両は強敵でした~!
ズレるとどうなるか?
こんな感じになります・・・
画像は電動車両です、右周りにホイルが駆動しますが
タイヤの空気圧が低いと画像のようタイヤが回転方向と逆にズレます。
チューブのバルブ位置がズレているので判りますよね。
ズレると・・・
矢印の部分に亀裂があります、これはタイヤの空気圧が低下した状態で走行を続けたため
タイヤとチューブのズレが生じて口金の部分が破損しています。
空気が漏れます、もちろんチューブ交換です。
スズキ「MC-3000」の後輪には、こんなのが装着されてます。
「スペーサ、タイヤバルブ」って部品です
タイヤがリムに収まった際にタイヤの空気圧を適正にするとチューブがストッパーを押し上げて
ホイルリムとタイヤのビード部分をしっかり押さえて
ホイルとチューブのズレを防ぎます。
多少空気圧が低い状態でもズレを最小限にできると思います。
でも、日常点検で空気圧の点検や調整は必ずお願いしますね!(補助的な部品ですから)
もし「MC-3000」のタイヤ交換する場合は、この部品も入れ替えないといけませんよ
捨てないで下さい!
新品のチューブには含まれていませんから。
このような部品は、車椅子で一般的に使用されていないと思います。
次回は標準の車椅子の場合、どうなるかお話をしていきましょうか・・・
明日から、インテックス大阪で「バリアフリー2013」が開催されます!
私も会場に行って、メンテナンスブースで対応します
5月に「第12回車いす安全整備士養成講座」があります、毎回実技講師で参加させて頂いています・・・
今回も参加できるのかな?
まだお誘いがないのですが・・・(笑)
このネタもボチボチ紹介していきますね~
車いす安全整備士の大西でした。