暑い日が続きますね~
複撚り(フクヨリ)・単撚り(タンヨリ)と言いますが、ワイヤーの種類です!
皆さんは、何気なく組み付けされていましたか?
ブレーキの調整が簡単に出来たり、なんか微妙に調整がしにくかったことありませんか…
ワイヤーの違いが判っていれば問題ないのですが、上手に使い分ければさらに良いんです!
ワイヤーです、左右の編み方の違い判りますか?
右が「複撚り」インナー ワイヤーで、左が「単撚り」インナー ワイヤーです。
単撚りは、「1×19」です
1本の細いワイヤーを19本束ねています。
複撚りは、「7×19」で、さらに細いワイヤー19本を1本に束ねてから7本に束めます…(ややこしいです!)
特徴として標準的に使用されているのが、単撚りワイヤーです。
複撚りに比べ、曲げに弱いです。 ← ダメなんじゃないですよ!
お値段は安く一般的です
複撚りワイヤーは単撚りワイヤーよりも剛性が低いですが、小さな曲げに対応できます。
車椅子で使用する場合、強度面では問題はないかと考えます…
ただし、消耗品と考えて下さいね!
ミキさんのグランドフリッチャー
メカニカルロックやバンドブレーキとワイヤーがクネクネと取り回しが複雑です…
ミキさんもワイヤーは複撚りを使用しています!
このクネクネしたワイヤーの取り回しでも、しっかり動作させるために必要な選択なんです。
複撚りワイヤーが!
単撚りワイヤーは曲がりが苦手です…
曲がりが多いと、操作時に重さを感じたり握った後にしっかり戻らないこともあります。
複撚りのワイヤーで実験!
画像のように新品のワイヤーをぐるりと丸めて、インナーワイヤーを5センチほど引っぱり上げて下さい。
複撚りはスルスルと元に戻りますが、単撚りは引っぱりだしたままです…
ワイヤーのしなりが違うんですよ!
だから、ストレートに組むのならいいのですが。
可動個所が多い(クネクネの取り回し)場合は複撚りのメリットが多いかと考えます…
これから、拘りの話しが続きますよ!
お楽しみに~
車いす安全整備士の大西でした。