先日、修理の見積もり依頼がありまして
簡易電動車椅子ですが、販売から7年を経過する車体でフレームには問題箇所は確認されませんが・・・
電動のユニットが保管場所の関係か、雨によるものか錆びや配線に緑青(ろくしょう)が発生しています!
電気の流れの抵抗になったり、腐食というのか配線が切れたり厄介です。
緑青(ろくしょう)って知っていますか?
自動車のバッテリーの端子にも緑色した、塊というか・・・ いじると白い粉っぽくポロポロ取れますよね。
大仏さんやお城・神社の屋根とかもそうですし、きれいな緑してますよね・・・ 10円玉も緑色になってるの見かけないですか?
銅が酸化することで発生する「錆び」なんですね。
ま~大仏さんやお城の屋根はこの「緑青」のおかげで表面に皮膜が出来て内部の腐食も防げて
景観も良くて、良いんですが・・・ 電動車椅子の場合は出てきて欲しくないです!
※大阪城だけかな?
分解すると・・・
大きな修理もなく、今まで頑張ったと思います・・・!
ユニットのアセンブリでは入手できませんし、新規で製作も出来ないとのこと・・・
必要な修理部品と今後交換が必要になる部分などもあわせて、確認と部品のピックアップをしていたのですが。
エンコーダモジュール・ガスケット ・モーターコントロールユニットアセンブリ ・コントロールユニットアセンブリ
バッテリーシートアセンブリ・ブラケットバッテリーボックスなどなど・・・ こんな言葉はご存知でした?
どこの何の部品かわかりますか・・・?
メーカーさんの名称もありますし、ごく一般的に通じる名称の部品なのですが・・・
「補装具費の支給基準」にあてはめると、判断が困難な場合ありませんか?
パーツリストです。
細かに部品設定がされていますが・・・ 反映されていないですよね?
修理部位のくくりなんで、大雑把かな~って思うのですが(私だけ?)
細かな、パーツ設定は修理対応の幅を持たせられますし消耗部品の交換など定期的に
おこなえば調子がいい状態で使用ができますよね。
「補装具費の支給基準」 に電動車椅子の消耗品に関してとか、各メーカーの部品名称にあった項目を
作って欲しいですね!
車両の状態をしっかり確認して、修理の提案やお知らせ(報告)するのが当たり前だと思います。
断線しているので、ワイヤーリード交換作業とクラッチワイヤーのアウターに損傷があるのでリターンスプリングと
あわせて交換を推奨します・・・ とかね! ね
修理部位を簡素化したら、ユニットの右側とか左側とか上とか下とか前・後ろ・・・ こんな言葉の作業はね~
↑ そのうち、そんな風になったりして(笑)
せっかくのパーツリストも台無しと思います。 ふぇ様な
今後も消耗品の設定や互換性を、できれば持たせて欲しいですし・・・
パーツリストは見てて楽しいですしね~ (私的な意見です!)
「補装具費の支給基準」にも、電動車椅子のメーカーさん意見をお願いしますよ~!
ボヤキみたいになりましたが・・・ 車いす安全整備士の大西でした!