先日、親戚から連絡がありまして年末に車椅子の簡単なメンテをしたのですが・・・
確かに空気の調整はしました! ← 私
フレームの増し締めとチョットだけ注油もしました! ← 私
シート・・・?? ネジの増し締めはしましたが、シートには何にも細工していないんですが??
レンタルで利用されてるので、出来るだけ痕跡を残さないように(他業者さんなんで)簡単なメンテだけでしたが・・・
シートには何にもしていないんですが、気持ちが変わって車椅子に乗って出かけるか~!
なんて思ってもらえるなら「メンテナンス」って製品の保守や点検だけでなく、人の気持ちにも影響を与えることも
できるんですよね!
それと、もう1件ありまして・・・
茨木市の通所施設での「メンテナンス会」にお邪魔したのですが・・・
電動車椅子で「操作ステックが固い」とお話を聞きまして、現状確認したのですが。
部品の交換が必要ですが・・・
修理申請とか手続きなどをして、部品手配と作業の段取りなど考えると
年内は無理みたいな状況で、でもこのままじゃ~危ないし!
分解して清掃とグリスを少々~ やっちゃいけない作業なんですが・・・
見たからには、そのまま気を付けてね~! では済まないので。(判断が難しい~)
注意しながら清掃して操作に支障がないように対応しましたが・・・
でも、「これは直ったんじゃなくて応急の対応ですよ!」ってしっかりと説明しないとダメですよね。
※動作不良の原因は「メカニカルアッシ」の内部の磨耗やグリスがイタズラして動きを渋くさせてしまいます。
こんな感じにステックが固まってしまいます!(これは撮影用に加工しています。)
お客様も申請など手続きを経て、修理となりましたが・・・
メカニカルアッシという部品で内部だけの交換も可能なのですが、操作ボックスごと交換の対応です。
右が新品です~
使用期間が長いと、あちこち痛んできますし・・・
あとね~ こんなことがあるんですよ!
判りますか?
横にしても・・・くっついてます!
長期間のご使用で「ブーツ」と呼ばれる部品と、操作ボックスと接触する部分が磨耗してきます。
きれいに研磨したような感じです!
雨天時の使用時に、この部分に水が付くと「ブーツ」と「ケース」がくっついて(張り付くかな?)しまいます。
操作ができないとか、深刻な状態になるのではありませんが。
「中立位置のエラー」とか、ちょっとした誤動作の原因にもなりますので皆さんも注意してくださいね!
でも「メカニカルアッシ」と「ブーツ」と「雨」・・・ この最悪の組み合わせのパターンだと
手を離しても、ステックが戻らないから勝手に走りますよね!(危ない~危ない!)
※操作の確認で事前に判断は出来ます、 いきなりなりませんよ!
経年変化の対応は難しいですよね、先手先手で発見したり使用するお客様にお知らせして
早めに対応してもらわないといけませんし・・・
やっぱり、定期点検は必要ですし、マニュアルにない情報も共有しないといけませんよね。
皆さん電動車椅子の情報交換会って・・・ どうでしょうかね?
飲み会じゃなくて、まじめな集まりですよ!(笑)
車いす安全整備士の大西でした!