昨日の話ですが、お客様の所へ伺ったときの話ですが
作業をしながら、「普段のご利用時で判らないこととありますか?」とたずねると
充電してるとね「プー」って鳴るのよ~ ワッハッハハ~(陽気なお客さんでした!)
「プー」じゃなくて、ヤカンお湯が沸くときに鳴る「ピー」みたいな音じゃないですか?と聞きなおすと
そうそう「ピー」やわ!ワッハッハハ~(ほんとに明るい人です)
音の表現は難しいですね・・・(笑)
お客様が何らかの不具合を伝えるときは、キーワードがいくつかあると思います。
しっかり聞き取ることとが大切ですね。
お客様が「ピー」って鳴ると話されていれば、場合によってはエラーや警告音と判断して
メーカー送りの対応をしたり誤った判断につながることもあります。
「やかんでお湯が沸くときの音」「警告の電子音」どちらも「ピー」と表現しませんか?
経験や事例の判断に頼りがちですが、お客様のお話を聞くことと
判りやすい表現方法を、常に用意しとかないとあかんね~と再確認しました。
※「ピー」の音は充電時にバッテリー内部の圧が高くなったときに弁から放出する際に
鳴る音です。
ワイヤー交換・・・
で、戻ってからの会社でのお話ですが
意味深な作業がいくつか、私のために残されていました・・・
ワイヤー交換で注意して頂きたい事例があったので紹介します。
制動ブレーキ(介助操作ブレーキ)なんですが、今回はレバーホルダー(握り)にあるアジャスターボルト
ワイヤーの遊びを調整するために、アジャスターボルトがある場合があります
レバーホルダー(握り)の位置やブレーキパネル部分にあるものもあります。
ワイヤーが切れかけています!
ワイヤーが切れかけている場合、操作時に「ゆるい」「しっかり効かない」「フワフワする」とか
動作の表現もいろいろありますよね。
アジャスターで調整しても握る感覚はあまり変わらずに
ブレーキを引きずるようになり、ホイルがスムーズに回りません・・・
ワイヤー交換で対応しますが、ここで注意して下さい!
アジャスターボルトの位置!
スリット(溝)が切ってありワイヤーを通せるのですが、このスリット(溝)ボルトとナットの向きを注意しないと
ワイヤーの遊びが出来るとブレーキ操作をするたびに
ワイヤーがスリット(溝)やナットの断面に触れると磨耗や切断の原因になることも考えられます
向きに注意してください!
でも・・・ワイヤーの交換時に作業性を良くするためのスリットの入ったボルトだったら
アジャスターとして使用してはいけませんよね (どっち?疑問です)
確認しときます・・・
ワイヤーの遊び調整の場合は、ブレーキ側のアジャスターで調整するか
ワイヤー自体の調整でお願いします、レバーホルダ(握り)のアジャスターボルト・ナットの
スリットの向きも確認してください!
車いす安全整備士の大西でした。