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「禁断の~ 」 その参

 お久しぶりです~!(笑)

ブレーキシューの編摩耗の続きですが、ブレーキシューの下側を確認すると。 

 

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ブレーキシュ―の削れた粉が固まってます!

 

 

ブレーキシュ―の表面に汚れや油脂が付着している場合、脱脂洗浄剤などできれいにしますが…

まず、ブレーキシュ―の段差をヤスリで軽く削りますが… さて! ここから、おさらいしましょ~(笑)

 

 

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車両の状態の確認から…

 

 

まず修理車両の状態です、目視でもハブ軸部分に油の付着と汚れが確認で見ます。

車輪を浮かして確認すると軸部分(ベアリング部分)のガタつきがあります。

 

ブレーキのカットした画像で説明しましたが、密閉されてないことや軸部分の緩みガタで

内部のグリスが接合個所から外に、にじみ出て埃などが付着して現状のように汚れた考えられます。

 

分解する過程で問題個所の確認はして下さいね!  サクサク分解しても原因を見落とす可能性がありますよ。

①後輪を固定する、ナットの締めつけ不足・緩み。

②ブレーキシューの固定されている、パネルの固定不足・ナットの緩み。

③車軸ベアリング部分の固定の緩み。

④スポークの折れ・リムの曲がり等による不等な動きが原因。

などなど…まだあるかと思いますが、とにかく原因を確認して下さい!

 

今回の車体は、②と③が確認されました。

分解してブレーキの状態を確認すると、音はまだ発生していませんが

ブレーキシューの通常摩耗とパネルの固定不足で、編摩耗もありましたよね!

③の増し締め調整と、ブレーキシューの清掃と調整になります。

 

 

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出来るだけ均等に、摩耗した部分のラインに合わせて下さい。

 

 

ヤスリでドラムに接触せずに残っている部分を削ります。

ブレーキシュ―の汚れている部分は、そのままで洗浄だけにします!

何故って…? 良い質問ですね(笑)

 

当り面(汚れてる部分)を研磨すると、ドラムの内側との接触面が変わるので

ブレーキの効きが甘くなるとか、当り面が均一化するまで変に音がするなどあるので

段差のみ削ります…私は! 

 

当り面(汚れてる部分)は、段差の高さや幅の確認のため研磨が済んでから清掃です…

段を削る時に削りすぎると、汚れの部分が削れて確認が出来ますよね!

 

③の各部品を組み付け、動作確認して「ブレーキの効き具合・引きずり」の確認と音など問題が無いか確認します。

軸の調整のあるので必ず後輪を回転させて、回転の抵抗や軸の遊び(ガタ)の確認も忘れないで下さい!

 

ただ、今回の車両はブレーキシューの当たり面の編摩耗はなかったのですが…

皆さん知ってるかもしれませんが、次回もチョットした調整方法を紹介しますね!

 

このブログをご覧になっている皆さんは、私より経験がある方や

最近車椅子の調整を始めた方など、対場や職種など多種多様と思います。

でも「禁断~」のネタは、参考程度にして下さいね、これがすべての正解ではないと思います。

 

私がした経験からの対応方法の紹介ですので… だから、新しい発見があれば

この対応方法は、過去の方法になります(笑)

新しい発見があれば、もちろん紹介しますよ… もちろん「禁断ネタ」として!

このブログを少しでも、日常の作業の参考にされていれば。

皆さんも、新しい手法を発見して下さいね~!

 

最終回じゃないですよ(笑)!

みんなで、車椅子にかかわる環境を良くして行きましょ~

 

車いす安全整備士の大西でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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