朝から雨が激しいし、風も強いんで壊れた傘が路上を
フラフラしてて危険でした!
傘が壊れて「なんでやねん!」なんて思って捨てたんでしょうが。
車やバイクを運転すると結構危険なんですよね、それが原因で事故になったら
まったく「 負の連鎖」です、自分の持ち物は最後まで責任を持ちましょうね!
さて、前回の続きですが、チョットした調整の方法ですが。
ドラムブレーキの内側にあるナットを外すと…
知っていますか?
ブレーキシューの中心位置 が調整が出来ます!
ドラムブレーキの中は、こんな感じ!
赤の矢印の所ですが、ブレーキシューとドラムの内部の隙間が少ないですよね。
ナットを外していますが、位置を下に下げます。
ブレーキのドラムとシューとの隙間が大きくなっています。
でも逆に下側のシューに関しては隙間が狭くなっています!
逆に上に中間位置から上げて固定すると、隙間がなくなります。
部品交換が出来ない状態で、シューの研磨などの対応をした場合は
中心位置が、ズレている場合があるので
しっかり組み付けた後に、ブレーキパネルのナットを緩めて
制動ブレーキ(介助ブレーキ)を握るとシューが拡がり、中心位置に近い状態になります
そして、ナットを固定して下さい。
ホイルを回転させてブレーキの引きずりが無いか、効き具合の確認もお願いします。
ブレーキワイヤーやアジャスターボルトなど関連する箇所の点検調整も忘れずに!
※くれぐれも削り過ぎはダメですよ! これは、微調整の範囲でしかないので接地面が極端に異なれば
ブレーキの性能を著しく低下させます!
この中間位置を出す方法は、何度も繰り返して対応する方法ではないので
補助的な行為ですよ!
でも、日進さんのドラムブレーキで説明しましたが
こんな調整箇所があると、ほんとに助かります!
リーディング・トレーリングとか構造の問題や、部品の精度など色々な状況を判断して対応が必要になります。
もちろん経年変化や劣化の関係もあります、対応には注意してくださいね!
部品交換がベストな場合もあります、こだわり過ぎると… 泥沼から出れなくなります(笑)
ブレーキの音に関しては、ある程度使用されたブレーキシューを見ると判ると思いますがテカテカになっています。
ブレーキシューを削るとつやが無くなり、「抵抗」が大きくなります…
音が鳴る場合はしっかりブレーキを握った場合じゃなく、握り始めとか
握ってから少し力を抜いた状態が多いと思います。
ブレーキシューとドラムが滑り出す状態で音鳴りがする場合は
「握れば効く」状態と「握り始めの滑る」状態をバランスよく保つことで解消されます… 難しいですが!
「〇〇したら」とかあるんですが、確実な方法と判断できれば紹介します(笑)
「握れば効く」状態と「握り始めの滑る」状態をバランスよく保つことがヒントです! お判りの方も多いかと思います。
ブレーキシューの接地面の形状とかあるんですが、廃棄に車椅子とか部品で検証中なんで後日報告しますね!
メーカーさんも部品の改良や対応をしてい頂いていますので、待ち遠しいです~
基本は、車椅子の状態を把握してくださいね、簡単なことが原因の場合もあります!
ブレーキワイヤーもそうなんですよ… 次回はこのネタで行きます(笑)
車いす安全整備士の大西でした。