未分類
「禁断の~ 」 その四

朝から雨が激しいし、風も強いんで壊れた傘が路上を

フラフラしてて危険でした!

傘が壊れて「なんでやねん!」なんて思って捨てたんでしょうが。

車やバイクを運転すると結構危険なんですよね、それが原因で事故になったら

まったく「 負の連鎖」です、自分の持ち物は最後まで責任を持ちましょうね!

 

さて、前回の続きですが、チョットした調整の方法ですが。

 

20130625_203957.jpg

ドラムブレーキの内側にあるナットを外すと…

知っていますか?

ブレーキシューの中心位置 が調整が出来ます!

 

 

20130625_203258-1.jpg

ドラムブレーキの中は、こんな感じ!

赤の矢印の所ですが、ブレーキシューとドラムの内部の隙間が少ないですよね。

 

 

20130625_203957.jpg

ナットを外していますが、位置を下に下げます。

 

 

20130625_203713.jpg

ブレーキのドラムとシューとの隙間が大きくなっています。

でも逆に下側のシューに関しては隙間が狭くなっています!

 

20130625_203602.jpg

逆に上に中間位置から上げて固定すると、隙間がなくなります。

 

部品交換が出来ない状態で、シューの研磨などの対応をした場合は

中心位置が、ズレている場合があるので

しっかり組み付けた後に、ブレーキパネルのナットを緩めて

制動ブレーキ(介助ブレーキ)を握るとシューが拡がり、中心位置に近い状態になります

そして、ナットを固定して下さい。 

 

ホイルを回転させてブレーキの引きずりが無いか、効き具合の確認もお願いします。 

ブレーキワイヤーやアジャスターボルトなど関連する箇所の点検調整も忘れずに!

 

※くれぐれも削り過ぎはダメですよ! これは、微調整の範囲でしかないので接地面が極端に異なれば

  ブレーキの性能を著しく低下させます!

 

この中間位置を出す方法は、何度も繰り返して対応する方法ではないので

補助的な行為ですよ!

でも、日進さんのドラムブレーキで説明しましたが

こんな調整箇所があると、ほんとに助かります!

 

リーディング・トレーリングとか構造の問題や、部品の精度など色々な状況を判断して対応が必要になります。

もちろん経年変化や劣化の関係もあります、対応には注意してくださいね!

部品交換がベストな場合もあります、こだわり過ぎると…  泥沼から出れなくなります(笑)  

 

ブレーキの音に関しては、ある程度使用されたブレーキシューを見ると判ると思いますがテカテカになっています。 

ブレーキシューを削るとつやが無くなり、「抵抗」が大きくなります…

音が鳴る場合はしっかりブレーキを握った場合じゃなく、握り始めとか

握ってから少し力を抜いた状態が多いと思います。

 

ブレーキシューとドラムが滑り出す状態で音鳴りがする場合は

「握れば効く」状態と「握り始めの滑る」状態をバランスよく保つことで解消されます… 難しいですが!

 

「〇〇したら」とかあるんですが、確実な方法と判断できれば紹介します(笑)

「握れば効く」状態と「握り始めの滑る」状態をバランスよく保つことがヒントです! お判りの方も多いかと思います。

ブレーキシューの接地面の形状とかあるんですが、廃棄に車椅子とか部品で検証中なんで後日報告しますね!

メーカーさんも部品の改良や対応をしてい頂いていますので、待ち遠しいです~

 

基本は、車椅子の状態を把握してくださいね、簡単なことが原因の場合もあります!

ブレーキワイヤーもそうなんですよ…  次回はこのネタで行きます(笑)

 

 

車いす安全整備士の大西でした。

 

 

 
 

 

wv09
アーカイブ