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工具を使いましょ~

こんにちは!

今日は、フットサポートの話なんですが・・・

 

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こんな場面ありますよね!

 

新車の箱出しとか、フットサポートがこんな感じで収納されていますが・・・

さて皆さんは、どうしていますか?

①手で「クイっ」と回してから調整する

②工具を使用して緩めてから調整する

 

通常に使用していても、なんらかぶつけてフットサポートの向きが曲がったりしますよね。

でも、工具を使用してボルトを緩めてから向きを調整して

増し締めするのが正解ですよ!

 

ハンドパワーじゃ~!なんてご意見もあるかと思いますが・・・

車椅子には、いいことありません! 単にイジメです(笑)

 

車椅子には簡易ですが、調整用の工具も付いています!

あんまり、使用している話を聞かないんですよね~ そうポケットに入ってるやつですよ!

お弁当を買って、割り箸がないと困ります・・・ きっと「なんでやねん!」となります。

素手で食べないと思います。 

 

のり弁当+素手=「なんでやねん!」

フットサポート+素手=「なんでやねん!」 同じなんですよね!(笑)

 

工具があっても手で「クイっ」とするのは、なんでなんでしょう?

 

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実はこんな感じです。

 

レッグパイプの中では、フットプレートの固定するボルトを締め付けると

画像の様にポスト(赤色の接触)とウエッジ (黄色の接触)がお互い反発するように固定されます。

だから、手で「クイっ」 としちゃうと・・・パイプ内部に傷が付きますし、レッグパイプがアルミなら削れて磨耗します。

だから調整したら固定はしっかりと、お願いします!

 

 

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削れが判りますか?

 

レッグパイプの内部に傷がありますよね~ 手で「クイクイ」しているとこんな感じで磨耗したりします。

増し締めをしないと使用を続けると・・・締めてもしっかり固定できなくなます!

だから、工具を使用して緩めてから位置決めして増し締めして下さい。

手で「クイクイ」は禁止ですよ~!

 

おまけネタですが・・・フットサポートが固くて抜けないとか、締めても取れちゃうなんて事はありませんか?

すべてのパターンではありませんが、アドバイスを少々・・・

 

 

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抜けにくい場合の一例ですが

 

フットサポートの固定ボルトを緩めても動く気配が無い場合は、〇印の部分でポストとウエッジがしっかり

噛み合ってる場合があります。

 

 

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ボルトを緩めてから・・・

 

ボルトを緩めて「プラスチックハンマー」でボルトを叩き込みます、ウエッジがレッグパイプから外れて がレッグが

フットサポートが簡単に外せますよ。

※金属のハンマーの場合ボルトの頭を潰したり、フレームにも過度な力を加えるので直接はダメですよ!

 

 

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締め付けてもすぐに抜けちゃう場合・・・

 

新品の部品と交換した場合に、ホントに少ないのですが締め付けしてもちょっとの力を加えると抜ける

事があります(笑)

意地になって締めてる場合もあるかと思いますが・・・

〇印の部分に注意してください!

 

 

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いったん部品をバラします!

 

フットサポート固定ボルトのネジとウエッジの噛み合い悪い場合があります。

加工時のバラつきとかメッキ処理とかで微妙なんですが、ネジが途中で引っかかることがありました。

こんな時は、力技で締め付けずに分解して手でスムーズにウエッジが締まるか確認して下さい。

「重い」とか「引っかかり」がある場合は、潤滑剤など塗布してスムーズにボルト・ナットが動くようにしてから

組み直しをしてみて下さい。

 

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キャスターもそんなことがあります。

 

ゴム締めのキャスターの場合も同じように、締めても固定しにくい場合は同じ症状があることもありますよ!

分解してネジとナットがスムーズに締まるか確認して下さい。

 

※フットサポート・キャスター共に余分な油脂類は、きれいにふき取ってから組み込んでください。

レッグパイプの曲がりや内部の磨耗により、固定できない場合などは販売店やメーカーに確認して下さい。

 

画像の製品は「ミキ」さんの部品を使用していますが、「ミキ」さんの製品が~なんて訳ではありませんので

誤解しないで下さいね!(手持ちの資料の材料がこれだったので)

どこのメーカーさんの商品でも、多少はありますから・・・

だから「力技で固定したり」「こんなもんかな~」で済まさずに、ちょっと分解して確認して下さい。

そして工具はしっかりと使用して調整や整備しましょう~

 

車いす安全整備士の大西でした!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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