弟子の悩み
リカバリー?

コオロギの鳴く音が聞こえたりしていますが

日中は、まだまだ暑いですよね~ 

 

さて、今回はあんまり使わないかも知れませんが・・・

作業において「リカバリー」って表現することがあります。

 

ナットを緩めようとして、なめた(滑った)とします・・・

「あと、2回チャレンジできる!」なんて迷言を

吐いた方がいました・・・(笑)

 

確かにナットは6面なので、スパナ掛けは2面だから・・・

あと、2回は正しいかも知れないけど

同じ過ちを繰り返すと気付けば、あと2回じゃなくて

 

 

スパナ➝ メガネレンチやラチェットみたいに

工具を変える方法もある訳で・・・

潤滑剤などケミカルの使用もそうですよね!

 

錆ついてるとか、固定方法の違いとかを考える事も

必要です!

 

失敗を修正する意味合いです・・・

 

作業は「チカラ」だけじゃないんです・・・

多少は「ずるさ」や「知恵」も必要です(笑)

 

六角棒レンチは「しなり」で締め付けトルクの加減が判る・・・

なんて車いす安全整備士養成講座で話があったと思いますが

受講した方は覚えてますよね?

 

 

 

 

 

 

 

「締める」時は、過度なトルクが掛からないように

六角棒レンチを使用した方がいいです・・・

 

でも緩める(外す)場合は、「しなり」が邪魔するのでラチェットの

使用が良いかと思います。

 

 

弟子に話してた「リカバリー」の例を紹介します・・・

 

 

 

 

 

「なめた」状態の確認をしましたが・・・ 結構な状態です!

ボルトの頭を叩くのもいいんですが、車椅子が華奢なんで

あんまり力任せに叩くような作業はNGです(笑)

 

六角穴が、ボロボロになってたらダメですよ!

本当は、1回なめた時点で次の方法へ切り替えていくことが

大切です。

 

設備や工具があれば、色々な方法が試せますが

全くありません・・・(笑)

そんな、環境で対応するとしたら・・・ 皆さんはどうしますか?

 

なめた状態で変わりますが、バーベキューとかで使うアルミのお皿

カップケーキにも使ってると思いますが・・・

あのアルミを短冊に切って、レンチに巻いたり

隙間に入れるとか、ボルトの穴とレンチとの接触が保てるようにします。

 

 

 

 

 

 

 

こんな感じです・・・ ボルトは交換する予定なので、無事に外せた様です。

 

※アルミの詰め物とレンチは差し込む際に角度をつけて

「チカラ」の加わり易い位置を確認することが必要ですよ!

厚みの異なる物が用意できれば、良いんですが・・・

 

なめたら(失敗)同じ作業の繰り返しでなく

ボルトが固い原因を考えたり、使用する工具を変えてみるとかしてください!

 

アルミの短冊も方法の一つですが・・・ 

ちゃんと、やればこんな方法は必要ないんですから!

なめたボルト穴を、どうして外すか?

これが作業の「リカバリー」ですと言いたいけど・・・

 

外す」ことに、意地になってるだけです(笑)

作業方法や工具は正しく使いましょう~!

 

車いす安全整備士の大西でした!

 

 

 

 

 

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