車いす安全整備士, 車いす点検表
点検表 キャスタ車軸にゴミはないか③

いや~ 長々と続けましたね(笑)

飽きましたか? 

 

確認のつもりで分解しましたが毛髪や糸くずなど絡まったまま

使用を続けることで、ベアリングのシール部分を圧迫し

隙間ができて外部からの異物が入ります・・・

 

 

 

「シール剥がしたベアリングは組み込むとこんな感じ」

 

 

 

 

 

シール部分裏の、汚れも表裏で違ってましたよね・・・

保持器と呼ばれる部品が破損したりすると「キャスター破損の紹介」のように

破損したベアリングの状態になります・・・

 

ここで、まとめますが・・・

・キャスタ輪に関して

 

①キズやひび割れ、摩耗はないか

 

対応として目視で確認する範疇になりますかね?減りも確認しましたが

1~2年では使用状況にも大きく変化はないかも知れませんね。

 

ただ、後で確認した際に7ヵ月程使用したキャスターの直径で

150,7㎜なんてのがありました・・・?

 

6インチは150㎜ですが、成型の関係で少しサイズが異なるのかな?

なんて考えたり・・・ 緩く考えましょう~(笑)

 

摩耗に関しては、また合間で紹介していきますね。

 

 

②キャスタ車軸にゴミはないか

 

私はここが大切と考えます・・・  

施設内だと床の清掃に気を使うこともキャスターを傷めずに

使用する方法かもしれませんね・・・ 

 

定期的に取り除くことが大切なんじゃないでしょうか?

通常のメンテでなく・・・

タイヤの空気補充とセットの対応ですね!

 

ある意味「ニュースタンダード」かな(笑)

 

 

③ボルト・ナットに緩みはないか、キャスタ輪の回転は正常か

 

「緩みがないか」「固定されているか」の確認であり、締め付けで回転を

調整することではありませんので分けて考えてくださいね! 

 

ベアリング内部に異物が入り込むと、回転に抵抗が出来て当たり前です。

固定するボルト・ナット緩めて「左右の回転を合わす」は間違えですよ!

 

 

 

何個もベアリングのシールを剥がして確認しましたが

毛髪がキャスターシール面とフォークの間に絡みつくことから

シール部分の隙間を作り、内部へ異物が入り込みやすくなることで

回転不良や傷が付き、音や振動が生じる流れになります・・・

 

 

ベアリングの再利用の話になりましたが、推奨してるんじゃないですよ(笑)

考え方です・・・ 

 

 

無駄な作業と思います。 

※意味がないんじゃなくて、「手間」って意味ですよ!

 後の管理も必要だし・・・

 

 

適切なタイミングでキャスタ輪のチェックが有効です!

 

 

 

 

wv09
アーカイブ