車いす安全整備士, 車いす点検表
点検表 旋回は正常か・・・②

 

続きますが「シミ―現象」って判るかな~

なんて思ったので、いい子を見つけました(笑)

動画でキャスターの動き見てください・・・

 

 

 

MOV_20201127 動画はこちらをクリックしてください 

 

 

キャスター輪が「ぶるぶる」してますよね・・・ 普通に押すとならないんですが

介助グリップ付近を軽く叩いて、キャスターに掛かる重量に変化を与えると

「シミ―現象」が発生しました。

 

 

路面の凹凸や左右のキャスター輪の接地が異なる場合も

ちょっとした変化で(接地や荷重)こんな感じで発生します。

「シミ―現象」についての補足です(笑)

 

 

 

 

「いつもの確認です・・・」

 

 

 

 

 

旋回の確認ですが・・・ フォークを水平位置に持ち上げて

手を放して「ぶらんぶらん」させて

キャスター輪をくるくる回して・・・ 問題なし! 

となるのですが・・・ 

 

 

ここから、違った視点の説明になります・・・

私が点検時に確認したり、注意する部分なので

 

車いす安全整備士のそれとは異なることなので

混同しないようにしてくださいね!

あくまでも「合格してから・・・編」なので。

 

 

 

 

MOV_20201127-2 動画はここをクリックしてください

 

 

 

動画で動きが判りますよね!

キャスターフォークを上下に動かすと上部で遊びがあります。

 

キャスターフォークを旋回させるためにベアリングがありますが

そのベアリングにガタつき(遊び)が出ています。

 

フォークを水平位置に持ち上げて、手を放して

「ぶらんぶらん」させても影響なく動きます。

 

 

 

 

普通型電動車椅子では新車時などキャスターフォークの

動きが渋いのがありますが、使用しながら馴染ませる意味もあると思います。

 

 

モーターを駆動させると直進する力が加わるので

キャスター輪の向きは、進もうとする向きにすぐに旋回します。

逆に車椅子のように「ぶらんぶらん」してるフォークは

シミ―現象や破損につながります。

※電動車椅子の場合

 

 

この時にスムーズに動かない場合・・・ 

ワンテンポ遅れる動きになるとか、そんな時はダメですけどね!

タイヤの摩耗や、空気圧とかフォークの組付けなど問題がないか確認します

 

カーペットの上などは室内やフローリングなどと比べ路面の抵抗が違うので

多少は影響があるので、使用環境の確認も必要ですよ!

 

 

 

車椅子も操作してキャスター輪が進もうとする方向に、旋回すれば良いと考えます

だから無負荷の「ぶらんぶらん」は、いいんですが

フォークのガタつきに注意が必要です。

 

キャスター輪のように毛髪や水分によってベアリングが錆びてたら

動かないとか、ゴリゴリした動きになります・・・

フォークを動かすと途中で止まってしまうとか(笑)

 

そんな動きが、フォークにあればダメですけどね!

でもスムーズに動くようにベアリングが入ってるんだから

抵抗やガタつきがない状態で回ればOKです。

 

 

 

前回に「確認しないといけないこと」で終わりましたが・・・

フォーク部分のベアリングのガタつきが、そうなんです

それは「キャスタ角」も関係してきます。

 

 

安全整備士のテキストがあれば確認してください!

キャスタ角についてページがあると思います。

座学覚えてますか・・・  遠い目してない?

 

フォークの旋回はするけど、キャスタ角がプラス方向になりますよね

これが影響することがあります、次に続きます・・・

 

 

 

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