車いす安全整備士, 車いす点検表
点検表 旋回は正常か・・・④

 

前回からの続きですが・・・

普通はフォークの受け部分にベアリングがしっかり

入った状態ですが、フォーク側の径が大きくなっています。

 

磨耗じゃなくて「打痕」になるのか・・・?

新車では、あのようなフォークに遊びはありません。

 

 

2年10ヵ月使用されている介助型車椅子です

ガタつく隙間ですが、「打痕」によるものか、材質の関係するものか?

今は、確認を取れていませんので・・・ 

現物の確認として進めます。

 

 

 

「わかりますか?」

 

 

 

「フォークの上側です」

 

 

 

コピー用紙が0,09~0,1mmの厚みです、半周入れて

ベアリングを入れると丁度いい感じです。

突き詰めていないので、アバウトですけど・・・ 

 

 

 

 

 

「フォークの下側です」

 

 

 

こちらは、少し挟めばいい感じです・・・

適当にハサミで切ってこれくらい? なんて感じです。

ちゃんとしたら、もっと入るかも知れません・・・(笑)

 

 

フォークの内径の採寸もしていません、個体差とか使用される環境とか

条件もあるでしょうし、パーターン化するのも難しそうです。

 

ただ2年10ヵ月使用された、介助型車椅子のキャスターフォークの

ベアリングを受ける部分のサイズが大きくなりフォークの

ガタつきが発生していることは事実ですね。

 

※ベアリングの外輪が縮むことはありませんので

 

 

「ニワトリが先か卵が先か」みたいな発想ですが・・・ 

①フォークのガタつきからベアリングの破損につながるのか?

②ベアリングのガタつきからフォークのガタつきなのか?

 

このフォークのベアリングの状態は少し遊びが出ています

内輪と外輪を持って動かすと、隙間があります・・・ 

即潰れるかという感じでは、ありませんが。

 

 

 

 

 

「段差どーん」

 

 

①でも②でも、原因を考えるようにしてください・・・

 

・製品の精度や制作の問題かもしれません

 

・使用される環境が起因する可能性もあります

 

・複合的な要因で、結果につながる場合も考えられます

 

 

考えることなく製品が悪いと唱えるのは素人だと思います・・・ 個人的な意見ですが

製品が不具合もありますけどね(笑)

プロなら広い視野で「観て」「考える」が出来ないと

本当の答えにたどり着かないこともありますよ・・・

 

通常と異なる時間帯のアップになりましたが長くなったので

2回に分けます、まだ続きますよ・・・

 

 

 

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