旋回は正常か・・・④の後半です(笑)
「ニワトリが先か卵が先か」と言いましたが、キャスターフォークが
お辞儀するというか、キャスター角を含めて最後に考えましょう~
使用されるとキャスターに掛かる負担で、こうなるのなら
ガタつきがある時点で手直しするのも方法です
安全整備士での「改造」になるのでしょうけどね・・・
《注意》正しい流れとして・・・
十分な対応が出来ない場合は不具合や異常を確認したら、まず業者さんへ
連絡を入れて確認や報告が先ですよ!
それから部品交換や適切な対応を進めてください。
「アルミテープです」
あくまで、私的な対応の考え方ですから・・・
「今の私はやらないけど、皆さんの立場なら・・・」の話しです。
廃棄部品ですが、止むを得ずこのキャスターを使用しないといけない・・・
と想定したらですが(笑)
コピー用紙が0,09~0,1mmの厚みですが、アルミテープも同じ厚みがあります
購入する前に確認してから買ってくださいね。
コピー用紙は、撮影用なので紙でやっちゃ~ダメですよ!
フォークを脱脂して、打痕なら進行方向の前後が大きくなってるんでしょうから
その位置に貼ればいいでしょうし・・・上下共に遊びがあるなら同じ方向ですよ。
コピー紙を入れたのは、進行方向に対して後ろ側に入れています
上の画像は、撮影時にずらしたので上部は側方にあります。
でも初期の対応として考えてくださいね!
交換せずに何年も経過してるとかなら素直にキャスター交換してくださいね。
使用を始めて初期の段階ならベアリングの傷みも
多少先延ばしできると思います・・・
でも、都度状況の確認など必要で手放しには出来ません。
「いたちごっこ」のように貼っては広がって~
なんてことはないと思いますが(笑)
製品に問題がなく使用する環境や条件で経年変化や劣化等の場合と
想定してですけどね。
取り扱いの注意と言っても、そんな「そろりそろり」とゆっくり
段差避けて使うことも難しいし、要求も出来ませんよね・・・
※ベアリングのガタつきが大きい場合や「ゴリゴリ」とスムーズでない場合も
キャスター交換の方向で対応してください。
簡易電動やアクティブなユーザーさんの場合は安全の幅を広めに考えて
部品交換を優先してください。
室内利用や定期的に点検や管理が出来る状況での、ことと理解してくださいね。
こういった加工や改造は、常に車体の状態を確認できないといけません!
やり逃げはダメです・・・ やる以上「自己満足」でなく「責任を持つ」ことです。
「弟子の悩み」で初期メンテって言葉使いましたが、こんな対応も必要じゃないかと
私は考えますけどね・・・
ついでに動画を撮りましたが・・・
ベアリングの外輪に赤い印を付けていますフォークを
動かした時の位置を見てください。
MOV_20201203-6 動画はこちらをクリックしてください
外輪の位置の変化がわかりますか?ベアリング外輪と
フォークがズレて別な動きしてますよね
外輪の赤い印が右方向に移動してます・・・
次はキャスタ輪を組み込んで動かしています。
MOV_20201203-5 動画はこちらをクリックしてください
キャスタ輪の重みで、フォークがベアリングを押さえるので
同じ動きをしています。
赤い印の位置は変化がないように見えますが
乗車時と異なるのでOKと判断できませんね~(笑)
※この動画は、アルミテープもコピー紙も入っていない状態です
フォークの受けに何らかでベアリングとの隙間が出来た状態で動かすと
どうなるかの確認です。
次は先日のクッションキャスターのフォークもばらしてお見せします
それで「旋回は正常か」を一旦終了しましょうか・・・