車いす安全整備士, 車いす点検表
車椅子点検表・・・駐車ブレーキ②

 

駐車ブレーキの続きです!

「ブレーキ内部の破損」で終わりましたが・・・

 

駐車ブレーキを調整しても「タイヤが動く」しっかり効いていない

なんて経験されていると思います。

原因というか、確認しなといけない箇所としてですが

 

①タイヤ空気圧の不足

 

②タイヤの摩耗や表面の硬化など経変変化

 

③ブレーキシューの摩耗 

 

④ブレーキ取り付け位置や、ブレーキシュー角度の問題

 

⑤ホイルの曲がりや車軸部分(ベアリング)のガタつきによるもの

 

⑥フレームの曲がりや破損

 

⑦駐車ブレーキの破損等の問題

 

上記内容の確認をする必要があります。

①や②に関しては、説明しなくても理解されていると思いますので

省かせていただきます、③~⑦については後で、説明しましょう。

 

 

 

安全整備士の講習中も、あるんですよ・・・ こんなことが。

「ブレーキの効きは微妙にあまい」けどブレーキをタイヤ側に寄せると

ブレーキの「レバー操作が、めちゃくちゃ重い」のが(笑)

 

 

そんな時は、「×」にして要ブレーキ交換「不可」にしてもらいます・・・

これ以上、調整できないから、「×」調整済「可」じゃないんです。

 

講習中は端折って説明しか、していないので、改めて説明をしますので

知らなかった人は、続きをよく読んで理解してください。

 

 

タイヤの摩耗や表面の硬化などでブレーキシューとタイヤ表面の抵抗が少なくて

効きがあまくなり、仕方なくブレーキをタイヤ側に寄せて

操作が重くなるのと違うんですよ。

 

 

 

 

 

これを知らずに、調整のみの対応をするとブレーキが効かないだけでなく

フレームに負担が掛かるので、そっちの破損が気になります。

 

それに、メンテじゃないですよ

壊れてるのに、調整「OK」なんてね・・・

 

 

 

 

 

20210122-6 動画は、こちらをクリックしてください。   

 

 

 

 

「内部1」とします。

 

 

 

 

この展開は「車椅子点検表・・・駐車ブレーキ①」でもやりましたが・・・

ブレーキシューの位置だけじゃないですよ

見なきゃいけない部分は。

 

 

 

 

 

 

「内部2」

 

 

 

 

「内部2」の画像をクリックしてください「a・b・c」と記した

部品を確認してください。

ちゃんと見ましたか?

 

 

 

 

「内部3」

 

 

 

内部3の画像もクリックして、ちゃんと見てください。

理解出来ましたか?

「a・b・c」はリンク機構と呼ばれます。

 

 

 

内部1~3の「a・b」を見て欲しいのですが

内部1の「a・b」は「への字」というか「/\」になっています

ブレーキが掛かっていない状態です。

 

 

 

内部2の「a・b」は「――」平行より若干「\/」よりです・・・(笑)

内部3になると、内部2より「a・b」は「\/」です。

 

ややこしいけど、「/\」「――」「\/」という風に

ブレーキを掛けると「a・b」のリンクの動きが解りますよね。

 

 

ブレーキシューの「c」がタイヤに当たる位置も、内部2の「――」状態が

しっかり当たっています、本当はこの位置でブレーキレバーがロック(止まる)したら

良いんでしょうけど・・・ 

 

 

リンクがちゃんと、ロックしない原因があるんです・・・

次に続きます。

 

 

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