車いす安全整備士, 車いす点検表
車椅子点検表・・・駐車ブレーキ④

 

点検表の駐車ブレーキですが

「ブレーキ構成パーツに亀裂・損傷はないか」で破損の話しになりましたが

知らないと、ただただ調整のみの対応でしかありません。

例えばですが・・・

 

《構造(リンク)を知らない場合》

 

ブレーキの調整が上手くできない?

      ↓

何度も、調整を試みる・・・

おかしいな~? こんな、もんちゃう?

って感じですか・・・ 

 

 

《構造(リンク)を知っている場合》

 

ブレーキの操作時に硬さで違和感がある

      ↓

①車椅子の状況を把握する(パイプの延長とか、使用年数など)

②操作時の動きを観察する

 (動画でのレバー操作時にシューが、タイヤを抑えるけど少し戻った位置で

  ロックする動き)

 

この時点で「破損かな?」ってなります。

 

調整作業を繰り返して迷子にならなずに

一度操作した時点で、異常に気付くようになればベテランです!

 

 

①を把握することは、同じことを繰り返さないために必要で

やむを得ない事情があったとしても、細かに状態の確認をするとか

何らかの対応ができますよね。

 

 

「メンテ」って簡単に言いますが、ネジを「締めたり」「緩めたり」だけで

対応出来ないこともあるので、予備知識として詰め込んでもらえればと

思います・・・ 

 

 

 

 

「左がブレーキを掛ける前で、右が掛けた状態」これもリンクです。

 

 

多くのブレーキは、リンクの機構を使っているんじゃないでしょうか? 

「車椅子点検表・・・駐車ブレーキ」では、駐車ブレーキの調整をおこなっても

上手くいかない「操作が固くて効きがあまい」って流れで知らないかも

と思いながら、リンクの話しをしましたが・・・

 

 

最初のブレーキは、ストッパー部分が破損していましたが・・・

リンク機構って表現で良いと思うのですが、ちゃんと動作できない原因として

ジョイント部やリンクの「摩耗や変形」もあります。

 

 

 

これも、見かけるタイプのブレーキです

 

 

次回に続きます・・・ 2月1日の月曜日ですよ(笑)

 

 

wv09
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