おはようございます~
「第13回車いす安全整備士養成講座」の時にちらっと話しました、がタイヤ交換の方法についてのお話です。
内部の構造から、はじめます~(笑)
また、カットしてみました!
タイヤとチューブは、こんな感じにリム組まれています。
黄色でラインを入れたようにチューブは、膨らんでリムの中で「ひょうたん」のような形になっています。
(もっと丸くなってると思います!)
リムにビードがはまり込んでる様子が解りますか?
ちょっとズレてますが、リムのふちにタイヤのビード部分がはまり込んでいますが
チューブから空気を抜いても、空気圧でタイヤが押し付けられていたので結構ピッタリ付いている場合があります。
この部分をリムから外さないとスムーズに取れません…
しっかり、全周の表裏をつまんで外して下さいね! バリバリとかバコバコ?とか音がすると思います。
ビード部分をつまんでリムのふちから、
タイヤをつまんでリムの奥に、入れることでビードの位置が変わりますよね
これが大切で無理な力をかけずに、作業するコツです!
では、作業をはじめます~!
プランジャーやナットを外します。
いきなりプランジャーは外さずに、少し空気圧を抜いてからにして下さい!
キャップやプランジャーを飛ばしたりする場合もありますし、飛び出すと考えれば
必ず誰か人がいる場合や自分の方向とか、外す向きには注意して下さい!
ちょっとした気配りですが、見る人はそんな「小さな気配り」でも見ていますよ~!
チューブの口金を押し込みます
タイヤレバーなど使用してチューブの口金部分を押し込んで、密着してる部分を外します。
タイヤの表裏をつまんで、リムとビードを外していきます…・・・
ここがコツ!
チューブのバルブ位置から外しますが、この時に対角からリムの奥にビードを入れて
バルブ位置 あたりに余裕が出来るようにすると、タイヤレバーの作業が楽ですよ!
こんな感じで、ビードが浮くのでタイヤレバーをかけ易くなります!
バルブを押し込み、チューブを傷付けないように…
ビードがリムに沈み込むあたりに次のレバーを…
最初の段階では、小さな距離でビードをあげて下さい!
ビード部分のワイヤーが変形したり、無理に力が掛かるのでスムーズに作業が出来ませんよ!(笑)
タイヤレバーの注意です!
タイヤレバーはリムの奥に差し込む感じで入れつつ、〇印のリムのフチを支点にすくう感じでしょうか?
ま~練習してみてください!
「パコッ・パコッ」てタイヤレバーの空振りが減ると思います(笑)
タイヤレバーの厚みとか先端の形状の問題もあるかもしれませんが… 試行錯誤して「いい工具」見つけて下さいね!
リムフラップもチェックして下さい!
この状態なら、交換をすすめます! 後で切れたりしてチューブに穴が開いたりしたらね~
タイヤの内側です…
タイヤの内側は結構荒いんです! ケーシングとかコード(タイヤの骨格かな?)とか表現しますがチューブは
常にタイヤの中でこの荒い面と接触してるので、空気圧が低いとか使用状況もありますが
磨耗や穴の開くこともあります… 釘とか金属片が刺さる以外でも穴が開きます。
タイヤ交換とチューブの同時交換が、安心できる方法ですね!
取り付ける手順の画像が無いんですが…
続くにしますね(笑)
他の手順や方法もありますので、確実に作業が出来る方法を選んで対応して下さい!
あした第14回「車いす安全整備士養成講座」があります。
受講される皆さん、準備は出来たのでしょうか? がんばってくださいね~私も参加しますので気軽に声rかけて下さい!
車いす安全整備士の大西でした。
《追記》2020/10/28
車いす安全整備士の点検表に関連した作業に関して、新しく更新する予定です
下記リンク先の「お知らせ・・・」を確認ください。
https://www.kawamura-gishi.co.jp/wv09/2020/10/post-186.html